うちの姫,猫のアレルギー性皮膚炎を患う

我が家のお猫さまピーチ姫のエイズについて書いていたが,皮膚炎のことも書いておこうと考えた。

ピーチ姫が我が家にやってきたのは,2017年7月28日(推定誕生日6月10日)。現在4歳である。猫エイズキャリアだが,サプリメントとお薬で普通に元気である。他の猫達はエイズ予防ワクチンを接種して血中ウィルスの有無を調べる血液検査もして,エイズ予防OKをもらっている。

このピーチ姫,2ヶ月に1度の頻度でアレルギー性皮膚炎になる。

痒いのは誰だって嫌だと思うが,ピーチ姫は痒いところ(主に前後の足の付け根)をザラザラした舌で舐めるだけでは足りないらしく,思いっきり噛むのである。

舐めて噛んで引っ張ってとやっているうちに,あっという間に足の付け根とお腹がハゲてしまう。ハゲてもさらに噛むから血が滲む。

治療法は獣医さんにステロイドの注射をしてもらうこと。1回の注射で良いのだが,一昨日は身内の用事で1日出かけなければならず,帰宅してから気づいたが夜では病院も開いていない。昨日も今日も祝日ということで,明日行く他ない。

連休明けの動物病院は,ものすごく混んでいることだろう。

先生も診察が丁寧な方なので,それもあって更に混む。ついでに言えば,先生は1990年頃に流行ったスウェーデンのバンド「ロクセット」の人に似ているイケメンなので,混雑するのはそのせいもあるのではないだろうか。優しくてイケメンの獣医さんなんてすごいことである(奥様もとても優しい)。

我が家の年長猫さまのシムシムは,この動物病院の先生が大好きである。しかしピーチ姫は先生がイケメンだろうがなんだろうが怒ってキャリーから出ようとしない。

今はコロナ問題があるので,動物病院では待合室ではなくて駐車場で待つことが多い。暑い時期でもあるので「順番が来たら電話しますよ」と先生の奥様が言ってくださる。受付をしたら自宅で待とうと思う。ピーチ姫のストレスを少しでも軽減したい。

うちの姫の猫エイズ

うちには6匹の猫がいる。彼らは,自分の立ち位置は人間や犬や亀より上だと思っているように見える。一番チビの子でさえ,いきなり柴犬さまにシャーッと威嚇してくることがある。ただし,普段は犬とも亀とも普通に仲良くしている。

さて,一番チビ猫の名前は「ピーチ姫」という。何かの版権に関わっていたら困ると思いつつ,諸事情あってこう名付けた。小柄で器量よし,私と同居の犬猫に対しては甘え上手であるが,見かけによらず気が強い。そして私以外の人間を寄せ付けない。私の夫でさえも遠巻きにされている。子猫の頃は夫の膝に乗って遊んだものなのだが。

ピーチ姫は猫エイズのキャリアである。免疫系を強めるというサプリメントを毎日飲んでいる。他の5匹の猫さん達には,猫エイズ予防ワクチンを接種している。猫以外には感染しない病気なので,犬には特に猫エイズ予防はしなくても良い,と獣医さんから言われている。

ウィルス感染やストレスなどないように体調管理に気をつけて,なんとか今月末で「うちの子」になってから4年になる。うちの子になった当時はとても元気いっぱいだったが,一度私の実家に帰省するのに同行させ,ストレスからか気温差が激しかったからか風邪をひいてしまい,ご飯も食べられなくなってきたので,獣医科医院に行ったところ「猫エイズ」という検査結果だった。インターフェロンの注射をしていただいて,「ご飯が食べられるようになれば大丈夫だけれど,このまま体力が落ちたら危ない。」と獣医さんに言われ,帰宅してからキャットフードをドロドロにして注射器のシリンジで給餌した。ピーチ姫は嫌がってすり抜けようとし,シリンジからキャットフードが飛んで,ピーチ姫も台所の床もドロドロがついて,それを見ながら涙が出てきた。「食べないと死んじゃうんだよ。お願いだから食べて。」と泣きながらピーチ姫を押さえて口を開けさせた。

その頃は母が癌で闘病しており,私が手術の付き添いや洗濯物届けや買い物で,仕事をしながら母のいた病院と実家と自分の家を往復していた。職場は車で1時間ほど,病院は反対方向に車で1時間半,実家はそこからさらに車で1時間半。

正直言って,体も心も辛かった。

ピーチ姫が体の大きい夫を怖がるので,ケアは私がやるしかなかった。睡眠なんてほとんど取れない毎日だった。それでもピーチ姫がだんだん食事を嫌がらなくなり,段々に固形のものが食べられるようになると嬉しくて嬉しくてまた泣いた。

現在,獣医さんに薦められた「アラミントリプル」というサプリメントを毎日与えている。だが,ピーチ姫はシリンジを見ると逃げていくので,何かしらの餌(チュールとか何か)をチラつかせながら(しかし実際はチュールはあげない)与えている。もし風邪をひいたような時には、すかさず処方されている抗菌抗ウィルス剤の粉薬を与える。

初めて我が家にやってきた翌日に,同じ獣医さんに検査していただいて「猫エイズなし」の結果だったのだが,「おそらく感染したばかりだったから検査に引っ掛からなかったのでしょう。」とのことだった。

なので,赤ちゃんの時,子猫の時の検査で何かの猫エイズではなくても,しばらく後に再度血液検査をする必要もあるのだと思う。とにかく様子がいつもと違うという時には、すぐ病院に行くようにしている。

あと5日で,「ピーチ姫のうちの子記念日」である。このまま元気でいてほしい。