猫の毛カット

アメリカンショートヘアのシムシムは,床でへそを上にしてゴロゴロすることが多い。いわゆる「へそ天」である。

そのせいなのか換毛期だからかよくわからないが,背中側のアンダーコートの毛が絡み合ってしまい,毛玉というかフェルト玉のような塊になってしまう。普段はファーミネーターという犬猫用金属ブラシでブラッシングしているのだが,ついにファーミネーターまで受け付けないほどに固まってしまった。

仕方がないので,フェルト状になった毛を根元からハサミでジョキジョキ切ることにした。これからはファーミネーターだけでなくまめにシャンプーをしようと思う。彼女の場合はムース状のドライシャンプーを使っている。

シムシムを迎えて初めの頃はショートヘアという名前に騙されてしまった。もっと早くに毛刈りに彼女をならすべきだった。

アメリカンショートヘアは毛足が長い。アンダーコートの毛がもふもふしている。リビア山猫そっくりのうちの三姉弟キルファ,フルフル,バルバルや実家近くの山で拾ったラッキーや仕事していた頃に職場の駐車場で拾ったピーチ姫とは明らかに違う。どの子よりも毛が長い。

子猫の時にトリマーさんに連れて行ったことがあったが,大暴れしたのちに脱力していたので獣医さんに相談したら「猫はトリマー行かなくていいんですよ。」と言われた。その際にファーミネーターを紹介されたので,その後はトリマーさんには行っていない。それに今は経済的にもトリマーさんに行くのは難しい。

ファーミネーターでブラッシングすると面白いように毛が抜けるので,これで大丈夫と油断していた結果のフェルト状毛玉だった。

たくさんジョキジョキしたので,お尻周りにベルトでもつけているように白くなってしまった。アンダーコートの毛は白いが外側は黒い毛が多いから。一応シムシムはシルバータビーと呼ばれる白黒灰色のシマシマである。私の中ではアメリカンショートヘアという括りではなくて,トラ猫である。

お腹がベルト状におハゲのシムシム

白い部分が広くなっている腰回り

うちでここまで毛が固まるのはシムシムだけである。他の5匹には全くそのようなことはない。シムシムだけがペットショップで出会った猫で,他のニャンコ達は保護猫である。ペットショップの子猫ルームという所で,他の猫達がじゃれたり遊んだりしている時に,1匹だけ他の子が食べ残したご飯をガツガツ食べて回っていたのがシムシムである。しかも値引きされていた。なんだか自分を見るようで即決でシムシムを家に迎えることにした。

当時家には柴犬のナナしかいなかったが,ナナは甲斐甲斐しくシムシムの面倒を見てくれた。トイレの後にお尻を舐めてやったり,体や耳の中を舐めてグルーミングしてやったり,追いかけっこをして遊んだりした。それが原因でもないだろうが,シムシムは他の猫達との仲がよろしくなく,ナナと仲良しである。そして猫的なグルーミングをあまり自分でしない。一般的に人懐こいと言われるアメリカンショートヘアでありながら,人間も猫も大嫌い。懐いているのは私と夫ぐらいである。亡くなった母のことは嫌いではなかったようだが姉のことはかなり嫌っている。

性格のせいなのか,育った環境のせいなのか,よくわからない。これがシムシムなのだと思っている。

シムシムという名前はアラビア語で「胡麻」の意味。色が白黒だったので血統書は無視してそう名付けた。血統書にはものものしい名前が書かれていて覚えるのが面倒だったのもある。血統書にある名前というのは,おそらくどの血統かわかるように代々の名前を入れているから長くなってしまうのだろう。アラブ人にもよくいる。「誰々の息子の誰々の息子の誰々の息子のなんとかかんとか」みたいな名前。

でも夫にも私にも血統書の名前は本当に面倒で,アラビア語で発音しやすくて白と黒の色の特徴がわかる「胡麻=シムシム」にしたのだ。

シムシムは他の猫達と遊べない。うまく関わる方法がわからないようだ。ペットショップで初めて見た時もそうだった。だからこの子はADHDでASDの私のうちにいるのだと思う。そういう縁だったのだと思う。11歳になったシムシム。この子との時間を大切にしたい。しかし今日の彼女は毛刈りでお怒りモードである。

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