猫のワクチン接種(5種混合)

飼い猫に年1回の5種混合ワクチン接種を受けさせた。

うちの場合は,5種混合ワクチンを夏に,猫免疫不全ウィルス感染症(FIV)予防ワクチンの接種は冬に行っている。

5種混合ワクチン接種は6匹全員うちに初めて来た子猫の時からしていたが,最年少猫のピーチ姫が猫エイズと診断されたので,他の猫達にはエイズ予防をしっかりしようと思ったのが,ピーチ姫を拾った夏から半年後の冬だったのだ。

猫さん達はとても賢いので,キャリーケースを持ち上げるのを見ると「どこかへ連れていかれる,痛いこと(注射)をする所だ,絶対イヤだ。」と思うらしく,家中を走り回りソファの下やテレビの陰や冷蔵庫の上に小さく丸まって出てこなくなる。

なので,ご飯を食べさせるときにキャリーケースの中で食べさせるようにした。その結果,彼らはご飯をチラつかせるとドアの開いたキャリーに自ら入って行く。ご飯の前にキャリーを持ち上げてはいけない。逃げるから。

今回接種したのは,猫汎白血球減少症(伝染性腸炎),猫ウィルス性鼻気管炎(FVR),猫カリシウィルス感染症,猫白血病ウィルス感染症,猫クラミジア感染症を予防するためのワクチン。このワクチンで予防できる病気について,鳥取県のホームページに詳しく出ていたのでURLを貼り付けてみる。まだ貼り付けというかリンクがうまくはれないので心配。

https://www.pref.tottori.lg.jp/126884.htm

今うちにいる犬も猫も,皆混合ワクチン,猫エイズ予防ワクチン,狂犬病予防ワクチンの接種は欠かさないようにしている。というか狂犬病に関しては欠かしたら法律違反である。

子どもの頃から実家には動物がいた。犬,猫,ニワトリ,ウサギ,ヤギなど。近所では牛や豚や馬がいた。姉は今ひとつ動物と馴染まなかったが,私は人間より動物と一緒にいる方が好きだったし気持ちが楽だった。人間と一緒にいると汗をかいたり呼吸が激しくなったり叫びたくなったりと,いわゆるパニックを起こしていた。動物といる時はとてもリラックスしていられる。

だが,実家は田舎にあって,当時の日本では犬や猫の予防接種など狂犬病以外はほとんどなく,同じ町内の獣医さんは「家畜」を見る獣医さんで,小動物を見てもらうのには曜日や時間帯の制限があった(家畜を見てから小動物を見てくれる)。なので私も家族も動物の感染症に対しては全くの無知だった。

飼い犬がウィルス性感染症で亡くなった時も,ひどく暑かった夏に熱中症で亡くなった時も,フィラリアで亡くなった時も,亡くなってから原因がわかって,「どうして知らなかったんだろう?」「もっとちゃんと知らなくちゃいけない。守らなくちゃいけない。」と思うようになった。

今は予防接種,ノミ・ダニ予防やフィラリアをはじめとする寄生虫予防のための薬を使用するなど気をつけている。迷子予防のために首輪に名札,体内にマイクロチップも装着している。

でも,どんなに気をつけても,どうしても至らないことがある。それが苦しい。できることは何でもしたいと思う。自分に子どもがいないからかもしれないけれど。というか,子どもが亡くなって鬱病がひどくなってきた時の,夫の「猫でも飼おう。きっと気が紛れるよ。」との言葉が始まりだったのだけれど。

猫を見に行ったペットショップで柴犬を買って帰り夫に「どうして犬?」と目を丸くされ,結局同じペットショップで猫も買い(「安くしますよ」と言われたのがすごくイヤだった),その後保護猫が5匹と保護カメがやってきて大所帯になったけれど,今こうしてこのワンコや猫さまやカメといて安らかでいられるのは,ありがたい。この子達に恩返しできればいいと思っている。

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